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メルマガ
「日本の旬を10倍楽しむ秘訣!」
2023年7月 : 第201回目




皆さん、こんにちは。
おいしいものが大好きな、土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の竹村です。
あなたは【おいしいものをさらにおいしくして食べたい!】
と思いませんか?
このメルマガは、日本の旬の本当においしいものをご紹介し、
さらに一層おいしくして楽しむ秘訣も併せて、
月1回程度のペースでお届けいたしております。

さて、先月は「今年は全国的に例年より暑い夏になるのでは」
とお伝えしましたが、まさにそのとおりの、猛暑日が続いています。
日中に少し外を歩いただけで、干物になってしまいそうな、
まさに災害級の暑さといえるでしょう。
ということで、そんな暑さの中でも食欲をそそり、
かつ暑さを乗り切るパワーも与えてくれ、しかもおいしい、
旬の絶品酒肴をご紹介いたしましょう!
今回の土佐の旬の食材は、タコです。
さらにこの時期の土佐の王道ともいえる、
「タコと青ネギの辛子ぬた」をご紹介させていただきましょう。

タコは、海洋性の軟体動物で、タコ目に分類される生物の総称だそうです。
そして、日本で食材としてタコという場合には、
主にマダコのことを指すのだとか。
ブランドタコとして有名な明石のタコも、マダコなのだそうです。
ちなみに、全世界のタコ漁獲量の約3分の2を、
日本が消費していると言われるほど、日本人はタコ好きなのだとか。
もっとも海外は、イギリスなどの西ヨーロッパでは「悪魔の魚」と呼ばれ、
タコを食べない国や地域も少なくないのだそうです。
日本では、特に関西地方で、
夏至から11日経った半夏生(はんげしょう・7月2日頃)に
タコを食べる習慣があり、
7月2日は日本記念日協会によって、
「タコの日」に認定されているのだとか。
半夏生にタコを食べる風習の始まりは、
「タコの吸盤のように農作物がしっかりと根付きますように」
という願掛けとされていますが、
6月~7月に獲れる身の柔らかな「麦わらダコ」(この時期のマダコのこと)
がおいしかったこともあると考えられているようです。
つまりタコの旬は、夏ということになるわけです。
また、日本では弥生時代から食べられていたと言われるタコですが、
武士の時代にはタコという音が「多幸」に通じることや、
足の数が末広がりの「八」本であることなどから、
大変縁起の良い食べ物として重宝されていたのだそうです。

次に、そんなタコの栄養についてですが、
まず、高タンパク・低脂質・低糖質の食材で、
カロリーも100gあたり76kcalと、魚介類の中では低い部類であり、
そのためダイエット食としても注目されているのだとか。
さらに貝類に匹敵するほど、
魚介類の中ではトップクラスにタウリンを多く含むため、
疲労回復や肝機能サポート、
さらに生活習慣病予防にも効果があると言われているのだそうです。
つまり、夏バテ予防効果があり、
二日酔い予防や回復にも効果があるということになりますから、
暑い夏の時期に酒の肴としてタコをいただくというのは、
理に叶っているという訳です。
さらにビタミンB群やミネラル類も広く含んでおり、
特にビタミンB2には脂質をエネルギーに変える効果があり、
ダイエットには必須の栄養素なのだとか。
またビタミンB2は、肌荒れや疲れ目などの改善にも効果的なのだそうです。
このようにタコはヘルシーな食材ではありますが、
ただしプリン体も多いので、
尿酸値が気になる方は、食べ過ぎに注意が必要なのだとか。

では早速、「タコと青ネギの辛子ぬた」を作ってみましょう。
用意する材料は、茹でダコ、青ネギ、塩蔵生ワカメ、
酢、白味噌、砂糖、だし汁、ねり辛子、醤油、生姜です。
まず、青ネギを茹でて、包丁の背でぬめりを押し出し、
適当な長さに切り、酢と醤油を少々振りかけ、冷やしておきます。
次に塩蔵生ワカメは熱湯を通し、適当な大きさに切り、冷やしておきます。
続いて、白味噌(大さじ3)、砂糖(大さじ1)、だし汁(大さじ4)を火にかけて練り、
火を止めてから、酢(大さじ3)と練り辛子(大さじ2分の1)を練り混ぜ、
出来上がった辛子ぬたも冷やしておきます。
お次は、茹でダコを食べやすい大きさに切り、青ネギとワカメを混ぜて、
器に盛り、辛子ぬたをかけて、仕上げに千切り生姜を少々飾れば、
「タコと青ネギの辛子ぬた」の完成です。

そして、この「タコと青ネギの辛子ぬた」のおいしさを
さらに倍増させていただくには……
この時期旬の日本酒を合わせていただくこと……です!
今回は、「司牡丹・夏の純米吟醸酒」を選ばせていただきました。
このお酒は、高知酵母を使った香り高い純米吟醸酒を搾る際に、
まずモロミをマイナスまで冷やしてから搾り、
さらに搾ったら即座に再びマイナスまで冷やし、
それを直ぐに瓶に詰めて一度だけ火入れ(加熱殺菌)し、急冷します。
これにより、生酒ではない一回火入れでありながら、
極々微量の炭酸ガスが残っているため、
飲み口がとても爽やかに感じられ、夏場にピッタリの味わいとなるのです。
さらにラベルも、夏らしい花火ラベルで、
しかも全ての花火柄の玉名が実は「牡丹」になっているのです。
花火は、開いた際の模様により玉名という名前が付けられますが、
尾を引かない玉が開くのが「牡丹」、尾を引く花が開くのが「菊」
垂れるのが「柳」という具合です。
たとえば、中心部が銀色で周りが紅色の、
尾を引かない玉のような花が開く花火の玉名は、
「銀芯紅牡丹」となるわけです。
……そんな夜空に花開く大輪の牡丹花をイメージしながら
楽しんでいただけましたら、
一層夏らしいおいしさを体感していただけるのではないでしょうか。

さて、では早速、「タコと青ネギの辛子ぬた」
「司牡丹・夏の純米吟醸酒」を、合わせて楽しんでみましょう!
まずは「タコ~」を一口、パクリ……
辛子と酢のパンチが効いて、さらに生姜もいいアクセントになっていて、
これはとても食欲をそそるおいしさです。
辛子の辛味と酢の酸味の中に、だし汁のうま味、
砂糖の甘味、味噌の風味が絶妙に加わり、
タコの凝縮されたようなうま味とワカメの磯の風味が、
見事に引き立てられて、うまいことうまいこと!
さらに食感も大事で、
タコのコリコリ感とワカメのヌルヌル感という異なる食感が、
一層食欲を刺激してくれるのです。
そこに「司牡丹・夏純吟」をキュッとやれば、
まずはこの酒の華やかな含み香が、
この料理の格をワンランク引き上げるかのように、
引き立ててくれます。
そして、ぬたの辛味、酸味、うま味、甘味等と、
タコのうま味とワカメの風味を、
見事に融合させて、さらに口中いっぱいに膨らませ、
後口は心地良いほど爽やかにキレていきます。
すると、またこの料理が食べたくなる。
食べたらまたこの酒が飲みたくなる。
……料理、酒、料理、酒、料理、酒……
交互にやれば、箸も杯も止まらなくなって、
夏バテも食欲減退も、どこかへ吹っ飛んでいってしまうことでしょう!

春夏秋冬、山川海、四季折々のおいしい旬の食材に恵まれた日本。
それら旬の食材を、より一層おいしくしていただきましょう。
そしてそのために、日本酒を上手に活用しましょう。
そんな食生活こそが、あなたの人生を健康で楽しくし、
10倍豊かなものに変えてくれることでしょう。



「司牡丹・夏の純米吟醸酒」(純米吟醸酒)は、コチラをクリック!

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