・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
メルマガ
「日本の旬を10倍楽しむ秘訣!」
2023年3月 : 第197回目




皆さん、こんにちは。
おいしいものが大好きな、土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の竹村です。
あなたは【おいしいものをさらにおいしくして食べたい!】
と思いませんか?
このメルマガは、日本の旬の本当においしいものをご紹介し、
さらに一層おいしくして楽しむ秘訣も併せて、
月1回程度のペースでお届けいたしております。

さて、今年の高知県の春は、朝は5℃前後と冷えこみながら、
昼間は20℃前後という暖かい日が続き、
1日の寒暖差が激しい日が多かったため、桜の木も迷っていたようです。
そして、桜の名所で名高い佐川町の桜は、若干高知市内より遅いのですが、
先週末は、咲いている木があるかと思えば咲いていない木もあったりで、
場所によって咲き具合が違ってマバラでしたが、
ここにきて一気に咲き誇り、満開の春真っ盛りとなっています。
しかもコロナ禍は収束に向かいつつあり、
さらに今年は何といっても、
佐川町出身の「日本植物学の父」牧野富太郎博士をモデルにした主人公の、
NHK朝ドラ「らんまん」が4月3日からスタートするのですから、
平日でも当社の周りは花見客や観光客であふれかえっており、
久々の嬉しい光景といえるでしょう。

そして、こんな季節には、春の生命力あふれる旬の貝類を代表する、
アサリ料理をご紹介したかったのですが……。
10年ほど前までは、土佐市の宇佐の浜辺あたりで、
潮干狩りが楽しめるほどアサリが獲れていましたが、
現在高知県内でアサリが獲れるような場所は、ほとんどないようです。
今頃になってあらためて気づいてしまったのですが、
本当に残念なことです……。
そこで、高知県外産のアサリを使いながらも、
もう1品の旬のメイン食材を高知県産にさせていただくという
裏ワザを繰り出した料理を考えました!
その料理とは、高知県産の春キャベツを使った、
「アサリとキャベツのにんにく炒め」です!

まずは、アサリの栄養価や効能などについて、ご紹介しておきましょう。
アサリには鉄やビタミンB12が多く含まれているため、
貧血気味の方や妊娠中・授乳中の方、高齢者などに最適です。
ほかにもビタミンA、B2、タンパク質、カルシウム、
マグネシウム、タウリンなども含まれています。
ビタミンB群やタウリンは水溶性ですから、
汁ごと食べられるような料理がオススメでしょう。
旨み成分も溶け出すので、その方がおいしく、一石二鳥です。
効用としては、貧血予防、肝機能の促進、骨粗しょう症予防、
高血圧予防、動脈硬化予防、疲労回復、血行促進、美肌効果など。
また貝類は生命力にあふれていますから、
春の海の生命力を体内に取り入れることになります。
冬の間に鈍っていた身体を活性化させ、
シャッキリと目覚めさせてくれることでしょう。

続いては春キャベツについて。
まず、春キャベツと冬キャベツの違いからご紹介いたしましょう。
実はもともとキャベツは春野菜でしたが、
品種改良によって一年中食べられるようになったのだそうです。
一般的に一年中スーパーで見かけるキャベツは「冬キャベツ」です。
別名「寒玉」と言い、夏に種まきを行い、11月~3月頃に出回ります。
春キャベツは秋に種まきを行い、主に3月~5月頃が旬になり出回ります。
また春キャベツと冬キャベツの間に、
7月~10月頃に見かける物は「春秋キャベツ」と言い、
冬キャベツをさらに品種改良したものだそうです。
春キャベツは、丸くてやや小ぶり、
葉と葉に間隔があり巻き方が緩くふっくらしています。
葉は薄く柔らかく、水分が多く、中まで鮮やかな黄緑色をしています。
柔らかくみずみずしい春キャベツは炒めすぎると水分が出てしまうので、
炒め物に使う場合には、サッと短時間で炒めるのがコツといえるでしょう。
次にキャベツの栄養価ですが、ビタミンC・ビタミンK・ビタミンU・
カロテン・葉酸・食物繊維などが豊富です。
特に豊富なのはビタミンCで、
外側の緑色が濃い葉や芯の周りに多く含まれるのだそうです。
抗酸化作用があり、ストレス解消や免疫力の向上などに繋がります。
ただしビタミンCは熱に弱いため、やはり炒め物に使う場合は、
サッと短時間でが大事だということです。
また、ビタミンCは水溶性の為、
切ってから水にさらすと栄養が逃げてしまいます。
キャベツは洗ってから切るようにしましょう。
続いては、キャベツから発見された「ビタミンU」ですが、
この栄養素は別名「キャベジン」と呼ばれています。
主に胃酸の分泌・胃粘膜の促進など消化を助ける働きがあり、
胃腸薬などに利用されています。
傷ついた粘膜を修復する働きもある事から、
胃潰瘍や十二指腸潰瘍の治療などにも用いられているほどなのだそうです。

では早速、「アサリとキャベツのにんにく炒め」を作ってみましょう。
用意する材料は2~3人分で、アサリ(殻つき)200g、
キャベツ300g、にんにく5g、赤唐辛子1/2本、
オリーブ油が大さじ1、日本酒が大さじ2程度と、塩と胡椒が適量です。
まずアサリは塩水で砂抜きし、殻をこすり合わせて洗います。
キャベツは4~5cm角に切り、にんにくは薄切りに、
赤唐辛子は輪切りにしておきます。
そしてフライパンにオリーブ油、にんにく、
赤唐辛子を入れて、弱火で熱します。
にんにくの香りが立ってきたら、アサリと日本酒を加えて中火で炒めます。
続いては、フタをしてアサリの口が開くまで蒸し焼きにします。
次にキャベツを加えてサッと炒め、塩、胡椒を加えて混ぜ合わせ、
器に盛りつければ完成です。
にんにくの香りと、アサリの海の風味と春キャベツの甘味が食欲をそそる、
まさに春らしい旬の逸品といえるでしょう!

そして、まさに春らしいこの料理のおいしさをさらに倍増させるには、
この時期旬の日本酒を合わせていただくこと、ですね!
今回合わせる今が旬の日本酒は……
「船中八策・薄にごり」(超辛口・薄にごり純米生酒)です!
華やかな上立ち香とフレッシュな含み香を持ち、
抜群の鮮度感で生命力にあふれながら、
かつソフトでやわらかな薄にごりならではの膨らみがあり、
さらに爽やかな後口のキレの良さも兼ね備えています。
まさに春の生命力にあふれる食材のおいしさをさらに引き立てる、
これぞ超辛口の薄にごり生酒といえるでしょう。

では早速、「アサリとキャベツのにんにく炒め」「船中・薄にごり」を、
マッチングさせて堪能してみましょう!
まずは「アサリとキャベツのにんにく炒め」を一口……パクリ……
うん!おいしい!
海の風味をまとったアサリの生命力を凝縮したようなうま味に、
にんにくの香りと風味、赤唐辛子の辛味、塩胡椒の塩味とスパイス感、
そして春キャベツのシャキッとした鮮度感のある甘味などが、
絶妙に融合し渾然一体となって、見事な交響曲を編成し、
口中いっぱいにあふれんばかりにたなびいていきます。
そこに「船中薄にごり」をキュッと……
この酒の抜群の鮮度感と生命力、
そしてソフトでやわらかな薄にごりならではの膨らみが、
思わず「おおっ!」っと声が漏れてしまいそうなほど、
この料理の香味の交響曲をさらにボリュームアップさせたかと思うと、
次の瞬間、潔いほど爽やかに、
キレイに後口を洗い流すかのように切ってくれます。
すると当然、口が、舌が、喉から手が出てくるかのように、
次の料理の一口を要求してきます。
そこで、この料理をもう一口……
するとこれまた当然、口が、舌が、喉から手が出てくるかのように、
次の酒の一口を要求してきます。
そこで、この酒をもう一口……
この料理とこの酒を交互にやると、箸も杯も止まらなくなってしまう、
無限ループにハマりこんでしまうことでしょう!

春夏秋冬、山川海、四季折々のおいしい旬の食材に恵まれた日本。
それら旬の食材を、より一層おいしくしていただきましょう。
そしてそのために、日本酒を上手に活用しましょう。
そんな食生活こそが、あなたの人生を健康で楽しくし、
10倍豊かなものに変えてくれることでしょう。



「船中八策・薄にごり」(超辛口・薄にごり純米酒)は、コチラをクリック!

■ メルマガ「日本の旬を10倍楽しむ秘訣!」 司牡丹酒造(株)発行

■ 司牡丹の公式ホームページはこちら。
  http://www.tsukasabotan.co.jp

■ 「司牡丹」社員がコッソリ教える、土佐の旬のうまいもの情報のブログはこちら。
  http://tosa-no-umaimono.cocolog-nifty.com/blog/

■ 老舗日本酒蔵元「司牡丹」社長が語る裏バナシblog「口は幸せのもと!」はこちら。
  http://blog.livedoor.jp/tsukasabotan

▼メールアドレス変更、配信停止は下記からお願いいたします。
 メールマガジンのアドレス変更・配信停止はこちら。
  merumaga@tsukasabotan.co.jp