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「日本の旬を10倍楽しむ秘訣!」
2022年11月 : 第193回目




皆さん、こんにちは。
おいしいものが大好きな、土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の竹村です。
あなたは【おいしいものをさらにおいしくして食べたい!】
と思いませんか?
このメルマガは、日本の旬の本当においしいものをご紹介し、
さらに一層おいしくして楽しむ秘訣も併せて、
月1回程度のペースでお届けいたしております。


さて、二十四節気の「小雪(しょうせつ)」
つまりわずかながら雪が降りはじめる頃という意味の時期も過ぎ、
いよいよ季節は晩秋から初冬に向かいはじめました。
南国土佐の高知でも山間部の佐川町でも、
朝8時には5℃の寒さの日が何日かあったほど。
そんな晩秋から初冬にかけての寒さが厳しくなる時期には、
鍋物が恋しくなってくるもの。
そこで今回は、ちょっと意外な組み合わせながら、簡単に作れて絶品の、
「芋けんぴのすき焼き」をご紹介いたしましょう。

さて、まずは芋けんぴの歴史と由来から。
まず、「けんぴ」というのは土佐の高知に平安時代から伝わる郷土菓子で、
小麦粉を練って細長く棒状に焼いた、とても硬い干菓子のことをいいます。
この「けんぴ」(堅干)と「芋けんぴ」は主原料も製法も異なりますが、
その形や硬いところが似ていることから、
この名前がついたと言われています。
そして「芋けんぴ」の主原料はサツマイモですが、
このサツマイモが、薩摩から土佐の高知に伝わったのは、
江戸時代中期とされており、
土佐の気候がサツマイモ生産に向いていたことから、
この頃から盛んに作られるようになったようです。
そんな中で、サツマイモを貴重な油で揚げて砂糖をまぶすお菓子が、
ハレの日に食べられるようになったのだそうで、
これが現在の芋けんぴの原型であると言われています。
そして、そんな芋けんぴを最初に商品化したのは、
「芋屋金次郎」で知られる高知県の澁谷食品株式会社の創業者、
澁谷金次郎氏であると言われています。
金次郎氏が戦後、食糧難でも手に入りやすかったサツマイモを使った、
芋けんぴを自転車の荷台に乗せて売り歩いたのが始まりなのだとか。
その後、昭和34年に会社を設立し、
サツマイモを原料にした芋菓子を全国展開させていったのだそうで、
現在は芋けんぴ生産量日本一を誇る会社に成長しています。

次に、芋けんぴの栄養素ですが、原料であるサツマイモには、
食物繊維やヤラピンという成分が豊富に含まれています。
このヤラピンには、整腸作用という腸内環境を整えてくれる働きがある
と言われており、便秘の解消などに効果的だと言われているようです。

では早速、そんな芋けんぴを使った、
「芋けんぴのすき焼き」を作ってみましょう。
ちなみにこの料理は、高知市の老舗旅館「城西館」
松本料理長さんが考案したものであり、NHK「あさイチ」でも紹介され、
話題にもなったものだそうです。
芋けんぴにまぶされている砂糖が溶け出し、
また芋けんぴのカリッとした食感も残り、絶妙な味わいになるのだとか。
まず材料は、芋けんぴ、牛肉、タマネギ、トマト、三つ葉、卵などで、
調味料は割り下として「すき焼きだし」(砂糖控えめの物)を使う関東風か、
醤油と砂糖を使う関西風かのどちらかですが、
今回は関西風にしてみました。
作り方は、まずタマネギとトマトを切って鍋に入れ、牛肉も加えて焼き、
そこに醤油と砂糖(控えめ)を加えてさらに焼きます。
牛肉とタマネギに火が通ったら、三つ葉と芋けんぴを加えて少し煮こみ、
はい、もう完成です!
いただく時には、生卵をつけていただきます。
誰でも作れるほど簡単で、しかも体も暖まり、絶品ときていますから、
これは寒い時期にお薦めの鍋料理といえるでしょう。

そして、この「芋けんぴのすき焼き」のおいしさを
さらに倍増させていただくには……
そうです!旬の日本酒を合わせていただくこと、です!
今回は、「司牡丹・土佐の超辛口本醸造・ひやおろし」(本醸造酒)を、
選ばせていただきました。
このお酒は、本醸造酒でありながら、
搾った後すぐに一回のみ火入れ(加熱殺菌)して瓶詰めし、
マイナス5℃以下の低温冷蔵庫にて瓶貯蔵し、
半年ほど低温熟成させるという、大変手間をかけた「ひやおろし」です。
春先に搾られた日本酒を貯蔵熟成させ、
秋風が吹く頃に旨みが乗ってきた日本酒を、
そのまま(二度目の火入れを行わず)、
ひやのまま出荷するので、「ひやおろし」と言うのです。
その柑橘類を彷彿とさせるような含み香と、
低温熟成による、なめらかに膨らむジューシーな旨み、
そして心地よいほのかな酸味と後口の爽やかな切れが、
絶妙なバランスで調和するそのおいしさは、
「これほどおいしい本醸造は他にない!」と語られるほどなのです!
しかもその価格は、1800ml瓶2180円(消費税別)、
720ml瓶1090円(消費税別)というもので、
この買い求めやすい価格で、この圧倒的おいしさは、
コストパフォーマンス最高と、幾多のファンから絶賛されているほどです。

では早速、「芋けんぴのすき焼き」
「司牡丹・土佐の超辛口本醸造・ひやおろし」を、
合わせていただいてみましょう!
まずは「芋けんぴのすき焼き」を生卵につけて一口……パクリ……
うん!おいしいっ!芋けんぴの甘味と、
ふやけながらもまだパリッと感が残る食感と、
牛肉のうま味、タマネギの甘辛味、トマトの酸味等々が、
生卵で優しい味わいになった甘辛いタレとともに絶妙に融合し、
口中いっぱいに膨らみまくります!
特に牛肉と芋けんぴとトマトの組み合わせが、
独特のおいしさを醸し出していて、これはお酒が欲しくなるっ!

そこに、「司牡丹・土佐の超辛口本醸造・ひやおろし」を、
涼冷え(15℃程度)でグラスに注いで、キュッと……。うまい!
口中の甘味(芋けんぴ・生卵)、甘辛味(タレ・タマネギ)、うま味(牛肉)、
塩味(醤油)、酸味(トマト)、苦味(三つ葉)という基本味の全てに、
このお酒の柑橘類を彷彿とさせるような含み香がアクセントとして加わり、
さらにこのお酒のジューシーな旨みが、一層膨らみを際立たせたか思うと、
後口は心地よいほど爽やかに切れていき、
すき焼きの濃厚な後味を綺麗に洗い流してくれます!
すると、また「芋けんぴのすき焼き」が一口欲しくなる!
食べるとまた、このお酒が欲しくなる!
「すき焼き」「ひやおろし」「すき焼き」「ひやおろし」
「すき焼き」「ひやおろし」「すき焼き」「ひやおろし」……
これはもう、交互にやると箸も杯も止まらなくなる、
晩秋~初冬にかけての、酒と肴の最強タッグといえるでしょう!

春夏秋冬、山川海、四季折々のおいしい旬の食材に恵まれた日本。
それら旬の食材を、より一層おいしくしていただきましょう。
そしてそのために、日本酒を上手に活用しましょう。
そんな食生活こそが、あなたの人生を健康で楽しくし、
10倍豊かなものに変えてくれることでしょう。


「司牡丹・土佐の超辛口本醸造・ひやおろし」(超辛口・本醸造酒)は、コチラをクリック!

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