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メルマガ
「日本の旬を10倍楽しむ秘訣!」
2013年10月 : 第84回目




皆さん、こんにちは。
おいしいものが大好きな、土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の竹村です。
あなたは【おいしいものをさらにおいしくして食べたい!】
と思いませんか?
このメルマガは、日本の旬の本当においしいものをご紹介し、
さらに一層おいしくして楽しむ秘訣も併せて、
月1回程度のペースでお届けいたしております。


さて、今年は本当に9月になっても10月になっても暖かく、
また台風も連続してやって来たりで、
いったいいつになったら秋になるのかと心配していましたが、
ここに来て高知でもやっと秋らしい寒い日が続くようになりました。
そんな秋らしくなってきた時期といえば、やっぱり鍋物が一番でしょう!
そこで今回は、南国市後免(ごめん)町の
「ごめんケンカシャモ」のシャモ鍋をご紹介いたしましょう。


シャモ鍋は、実はこのメルマガで以前に一度取り上げていますが
(「2008年11月」の「第25回」参照)、
http://www.tsukasabotan.co.jp/tukasa/BackNumber/2008-mailmaga/2008-11-25.html
今回はタダのシャモ鍋ではない、
「ごめんケンカシャモ」のシャモ鍋なのです!
まず軍鶏(シャモ)と言えばその字の通り闘鶏用の鶏で、
土佐では江戸時代の昔から闘鶏が盛んであり、
闘いに負けたシャモを鍋にするという風習もあり、
よく食用にもされていたようです。
そして実は、坂本龍馬さんも大好物で、
慶応3年11月15日の龍馬さんの誕生日の日も、
シャモ鍋を食べようとして付き人にシャモを買いに行かせ、
それを食べる前に暗殺されてしまうのです。
そのため、龍馬さんの誕生日でもあり命日でもある11月15日には、
龍馬さんを偲んでシャモ鍋を食べるという
龍馬ファンの方も少なくないのです。
また、才谷梅太郎という変名も使っていた龍馬さんの、
遠祖三代の墓所がある才谷村は、現在の高知県南国市に当たります。
そんな龍馬さんゆかりの南国市後免町で結成されたのが、
「企業組合ごめんシャモ研究会」(http://www.gomensyamo.com/)で、
龍馬さんが土佐にいた頃に食べていたシャモと同じ、
100%純血種のシャモを復活させたのが
「ごめんケンカシャモ」だという訳なのです!


ではシャモについて、前回と重なりますが、5年も前のメルマガですので、
簡単にあらためてご紹介させていただきます。
まず実は高知県は、シャモに限らず世界に冠たる鶏王国なのです!
日本鶏の主な品種は34種類あるそうなのですが、
そのうち8種類が高知県が原産なのだそう。
長尾鶏、土佐地鶏、東天紅、簔曳矮鶏、鶉矮鶏、小軍鶏、宮地鶏、
土佐九斤などが、高知県原産の日本鶏なのだとか。
そしてシャモについてですが、もともとは東南アジアのマレー系統種で、
これらの地域から日本に渡来したと考えられているのだそうです。
シャモの語源は、渡来地シャム国(現在のタイ)
から来たというのが定説なのだそう。
元は闘鶏用の品種らしいのですが、
肉用種としても長年使用されてきているようです。
主な飼育地は東京都、茨城県、千葉県、青森県、秋田県、そして高知県。
昭和16年には、天然記念物に指定されています。


そして成分としては、
まずビタミンAが牛肉の10倍もあるというのがスゴイところ。
栄養価が大変高いのに低脂肪で、
お肌にうれしいコラーゲンもたっぷり!
効用としては、視力の低下防止、皮膚や粘膜の強化、貧血の改善、
コレステロールの低下などの作用があり、
かなりの健康食品と言えそうです。


と、いうことで、
早速「ごめんケンカシャモ」のシャモ鍋を注文させていただきました!
シャモのダシと醤油ベースの「シャモ鍋」セットと、
甘辛いスキヤキ風の「シャモスキ鍋」セットの2種類があるようですが、
今回は前者の「シャモ鍋」セットを注文させていただきました。
シャモ肉とシャモのツクネ肉団子とシャモダシのスープがセットになって、
デザインがユニークな持ち運び用の保冷袋や、
詳しい説明書なども入っていました。


さて調理ですが、冷凍で届きましたので、
まずはシャモ肉とスープを流水で解凍。
お鍋にスープを入れて温め、
まずはシャモ肉とシャモ肉団子を投入し、一煮立ちさせます。
チョッとアクを取り、続いてはタップリの野菜を投入。
今回は、白菜、ネギ、椎茸、エノキ茸、豆腐を使いました。
再び一煮立ちさせて、具材に味が染み込んできたら、
さあ!龍馬さんの愛した純血種「シャモ鍋」の完成です!


そして、このシャモ鍋のおいしさを、さらに倍増させるには・・・
そうです!この時期旬の日本酒を合わせて堪能すること!
・・・でしたよね。
今回は、やはりここは龍馬さんにちなんで、
「船中八策」の秋限定品ひやおろしを選ばせていただきました。
この「船中八策・ひやおろし」(超辛口・純米生詰原酒)は、
http://www.meimonshu.jp/modules/xfsection/article.php?articleid=661
司牡丹を代表する大人気銘柄「船中八策」の
秋の「ひやおろし」バージョンです。
ちなみに「ひやおろし」とは、夏を越して秋風が吹く頃、
熟成して旨みたっぷりの味わいとなった酒のことで、
昔からツウの間では、最もおいしい日本酒として
珍重されてきました。
そしてこの「船中ひやおろし」は、
華のある香りと旨みののったリッチな味わいが口中で膨らみ、
ドッシリとした存在感を示してくれる美味しさで、
毎年早期に完売してしまうほど。
実は今年も、司牡丹にはもはや在庫ゼロですが、
まだ酒販店さんには在庫しているところもあるようですので、
ご希望の方は申し訳ございませんが、ネット等でお探しください。


さあ!いよいよ、シャモ鍋を、いただきま~すっ!!
ハフハフ・・・アッツアツ・・・
純血種のシャモとのことで、もっと固いのかと思っていましたが、
固すぎず柔らかすぎず適度な固さで、
噛みしめれば噛みしめるほどシャモ肉の旨みが
あふれ出してくるという感じでしょうか。
ダシもシャモの鶏ガラを使ってるだけあって、
香りも味わいも抜群でハイレベルなおいしさです!
このダシの染み込んだ野菜や椎茸、豆腐もうまいこと!


ここにさらに、「船中八策・ひやおろし」をクイッと・・・
おお、これはバッチリ!
歯応えのあるシャモ肉を噛みしめれば、
ギュギュッとあふれ出す旨みが口中に膨らみ、
そこにこの酒のリッチな旨みが加わると、
まずはシャモの旨みを倍増させるかのように
口中いっぱいに膨らませてくれ、
おいしさの余韻を美しくたなびかせながら、
心地良いほどなめらかにゆっくりと消えていきます。
これは、またシャモを食べたくなる、
食べたらまたこの酒が飲みたくなる、
その繰り返しを一晩中続けたくなるほど絶品の、
絶妙な組み合わせといえるでしょう!
これは、龍馬さんが大好物だったというのも、うなづけますね。


春夏秋冬、山川海、四季折々のおいしい旬の食材に恵まれた日本。
それら旬の食材を、より一層おいしくしていただきましょう。
そしてそのために、日本酒を上手に活用しましょう。
そんな食生活こそが、あなたの人生を健康で楽しくし、
10倍豊かなものに変えてくれることでしょう。


■ 「ごめんケンカシャモ」のシャモ鍋セットは、コチラをクリック!
 http://www.gomensyamo.com/

■「船中八策・ひやおろし」(超辛口・純米生詰原酒)は、コチラをクリック!
 http://www.meimonshu.jp/modules/xfsection/article.php?articleid=661

■ メルマガ「日本の旬を10倍楽しむ秘訣!」  司牡丹酒造(株)発行
  http://www.tsukasabotan.co.jp/tukasa/info/info.shtml

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