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「日本の旬を10倍楽しむ秘訣!」
2008年1月 : 第13回目



件名:【日本の旬を10倍楽しむ秘訣!】<13>



こんにちは。
おいしいものが大好きな、土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の竹村です。

あなたは【おいしいものをマズくして食べたいですか?】
そんな人がいるワケない?・・・でも、本当にそうでしょうか?
もしかしたらあなたも、知らず知らずのうちに、
おいしいものをマズくして食べているかもしれないのです!

このメルマガは、せっかくの日本の旬の本当においしいものを、
マズくして食べるようなことのないように、
一層おいしくして楽しむ秘訣を、月2回程度のペースでお届けいたします。

さて、いよいよ年の瀬もおしせまり、まもなく大晦日、そしてお正月と、
日本中が「和」に回帰する時季を迎えました。
さて今回は、大晦日にふさわしい「和」の旬の食材をご紹介しましょう。
それは、なんと・・・鯨です!

「ゆうたちイカンちや 
おらんくの池にゃ
 潮吹く魚が泳ぎよる」

と、よさこい節にも唄われている鯨は、
土佐の高知では、かつては一般的な食材でした。
いまや商業捕鯨はストップとなり、
調査捕鯨の鯨肉が出回る程度ですので、
希少な高級食材となっていますが。

では、なぜ鯨が大晦日にふさわしいのかと言えば、
実は高知では、
大晦日に大物(おおもの)を食べると大変縁起が良いということで、
鯨肉を使った煮物を食べるという風習があるのです。
「大晦日に大物を食す」・・・いかにも豪快な土佐の高知らしいですが、
なんとなく、自分も大物になれそうな、良い気分で新年を迎えられそうな、
そんな感じがしませんか?

しかも、実は鯨肉は大変ヘルシーで、
かつ優れた栄養価が見直されつつある伝統食品なのです。
鯨肉は、質の良いタンパク質を多く含み、
かつ鉄分を多く含み、コレステロールの含有量は少なく、
さらに多価不飽和脂肪酸を多く含み、
成人病予防の食物としてふさわしいと言われています。

また、平成18年11月放送の「おもいっきりテレビ」に出演の
医学博士・阪井田仁士氏によりますと、
鯨肉には、増え続ける生活習慣病の予防に、
強力な新効果が続々と判明したというのです!
簡単に列挙してみますと、まず動脈硬化予防効果。
鯨肉には独特の油成分・DPA(ドコサペンタエン酸)が含まれるため、
動脈硬化を防ぐ力は魚の10倍!(東京医科歯科大学)なんだとか。

続いては、肥満・疲労予防効果。
鯨肉に新たに発見された成分・バレニンは、体脂肪を効率よく燃やして、
さらに疲労物質の発生を抑えてくれるのだとか。(Boldyrev博士ほか)
なんでも、鯨は半年間エサを食べ続けますが肥満状態にならず、
さらに残りの半年間はエサを食べずに泳ぎ続けますが疲れないのだそう。
その神秘の鯨パワーの秘密のカギを握るのが、
バレニンであると言われているのだそうです。

さらに、認知症予防効果。
鯨肉の旨味成分カルノシンに関する報告(2006年10月)で、
カルノシンは、脳神経細胞を保護し、
認知症予防に極めて有効であると判明したというのです。
現在、治療薬として実用に向け申請中なのだそう。
(九州保健福祉大学 川原正博教授)

さすがは大物!鯨肉ですね!
こんなスゴイ効能のある大物を大晦日にいただくと、
何となくさらに効果が倍増しそうな気がしませんか?
さらに、こんな鯨料理には、日本酒がバッチリです。
日本酒を合わせると、鯨料理のおいしさが倍増するばかりか、
アルコールの効果でその素晴らしい効能も、
体内に吸収しやすくなるのですから、
これはもう、大晦日は鯨肉料理と日本酒でキマリでしょう!

合わせる日本酒は、
味わいのしっかりした原酒タイプがお薦めですが、
そこは大晦日に大物鯨ですから、「大」つながりで、
純米大吟醸原酒でいってみましょう!
さらに効能や縁起も良くなりそうです。
司牡丹なら、「司牡丹・酒槽(さかふね)搾り純米大吟醸原酒」
などがお薦めです。

ちなみに、鯨の煮物の作り方は、特に決まりはありませんが、
大根や人参、牛蒡や里芋、コンニャクや豆腐等の具材がお薦め。
まずは鯨肉を一口大に切り、水から煮て、丁寧にアクを取り、
アクが出なくなったら、上記具材を入れて、
煮干や昆布などと一緒に煮ます。
醤油、砂糖、日本酒などで好みの味付けに仕上げて完成です。
土佐では、最後に葉ニンニク(ニンニクの若葉)を入れたりもします。

こんな鯨の煮物を一口食せば、
鯨肉独特の旨みが具材の旨みとともに、
コッテリと口中で膨らんで、
身体の芯からホカホカとあたたまり、
身体中に鯨パワーがみなぎってきます。

そこに「司牡丹・酒槽搾り純米大吟醸原酒」をクィッ。
格調高い華やかな香りと、
豊かで奥深い旨みが見事なバランスで口中で膨らみ、
鯨肉の旨みと渾然一体となって、
大海原を泳ぐ鯨のように、雄大に広がっていき、
全身に沁み渡っていく・・・。

これはもう、暮れには魚屋に走って、
鯨肉を仕入れねば・・・ですね!
・・・それでは皆様、今年も1年大変お世話になりました。
素晴らしい新年をお迎えくださいませ。

春夏秋冬、山川海、四季折々のおいしい旬の食材に恵まれた日本。
それら旬の食材を、わざわざマズくして食べることなく、
より一層おいしくしていただきましょう。
そしてそのために、日本酒を上手に活用しましょう。
そんな食生活こそが、あなたの人生を健康で楽しくし、
10倍豊かなものに変えてくれることでしょう!



■ 大晦日の鯨の煮物に最適な「司牡丹・酒槽搾り純米大吟醸原酒」はこちら。
  http://www.tsukasabotan.co.jp/tukasa/teibanGoods/daiGinjyou.htm

■ メルマガ「日本の旬を10倍楽しむ秘訣!」  司牡丹酒造(株)発行       


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■ 老舗日本酒蔵元「司牡丹」社長が語る裏バナシblog「口は幸せのもと!」はこちら。
  http://blog.livedoor.jp/tsukasabotan


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