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メルマガ
「日本の旬を10倍楽しむ秘訣!」
2016年9月 : 第119回目




皆さん、こんにちわ。
おいしいものが大好きな、土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の竹村です。
あなたは【おいしいものをさらにおいしくして食べたい!】
と思いませんか?
このメルマガは、日本の旬の本当においしいものをご紹介し、
さらに一層おいしくして楽しむ秘訣も併せて、
月1回程度のペースでお届けいたしております。


さて、季節はいよいよ天高く馬肥ゆる、食欲の秋の到来です。
今年はまだまだ暑い日が多く、雨や台風も多いため、
湿度の高いジメジメした日が多いのも事実ですが、
それでも季節は着実に秋に向かって進んでいます。
旨みののったおいしい秋の食材が、これからドンドン出揃うのです。
そこで今回は、これからの季節にピッタリで、
料理とは言えないほど超簡単に作れ、
かつおいしく、かつ酒の肴としても最高で、
しかも栄養価が超満点という、凄い料理を紹介させていただきます!
 
 
その料理とは・・・「柚子おろし」です!!
作り方はあまりに簡単!
大根おろしを作り、そこに柚子の皮をすった粉と柚子果汁を加え、
ほんの少量の塩を加えれば、もう完成です!
「それが料理?」と言うなかれ、これだけでも意外なほどおいしく、
予想以上に酒の肴にバッチリなのです!
 
 
柚子は、これまでにも何度かご紹介させていただいたことがありますが、
高知県が全国シェアの約40%を占める香酸(こうさん)柑橘類です。
生食にはむかない、搾りかけて使う柑橘類を香酸柑橘類と言います。
柚子の実は、だいたい8月頃から10月上旬頃までが青玉で出荷され、
10月下旬頃から12月下旬頃までは黄玉で出荷されます。
青玉は若々しく清々しい香りで、果汁の量は少な目になり、
黄玉は華やかな芳香となり、果汁の量も多くなります。
この料理は、どちらの柚子でも可能ですが、
今頃の時期なら青玉ということになる訳です。
 
 
ちなみに柚子の栄養価は、意外にもなかなか凄いものがあるのです。
まず、ビタミンCの含有量はレモンの2倍なのだとか!
ビタミンCは、免疫力向上や風邪予防、美肌づくりなどに効果があります。
さらにミカンの3倍ものクエン酸も含まれているのだそう!
クエン酸は、疲労回復や整腸作用に効果があると言われています。
さらに柚子の皮には、リモネンという成分か豊富に含まれています。
これは、血行を良くする働きや、抗酸化作用もあると言われています。
 
 
ところで、今回の旬の主役は柚子なのですが、
今回の料理である「柚子おろし」にはもう1つの食材、大根も使います。
この大根が、これまた栄養価が凄いんです!
しかも、大根そのものよりも「大根おろし」の方が、
効果効能がアップするというのですから、驚きですよね?
しかも、実はおろす部位やおろし方によって、
栄養価や味わいが変わってくるというのですから、
さらにビックリではないでしょうか?
そこでここでは、よりこの料理をおいしくし、
さらに栄養価も高まる方法などについて、伝授させていただきましょう!
 
 
まず大根には、デンプンを分解して糖質に変えるジアスターゼや、
タンパク質を分解するプロテアーゼや、
脂肪を分解するリパーゼ等といった酵素が含まれていますが、
これらの酵素は熱を加えると壊れてしまうため、
生で食べる方が栄養価が高く、効果も高いということになるのです。
さらに大根は、細かく切ったり、すりおろすことによって、
イソチオシアネートという辛味成分が生成されますが、
この辛味成分には強い殺菌力があり、
大腸菌やピロリ菌さえやっつけてしまうのだそうです!
しかも、イソチオシアネートは、生活習慣病の予防にも有効で、
さらに食欲増進効果や、臭みを消す効果や、
ガンの発生を食い止める働きも期待できるのだとか!
 
 
そんな凄い成分、イソチオシアネートですが、
より効果的に摂取するためには、まず大根の部位を選ぶことが肝心です。
実は大根の辛味成分やビタミンなどの栄養素は、皮に多く含まれており、
大根の先端に行くほど皮の部分が厚くなり、辛くなるのです。
つまり、より辛味成分を摂取したいなら、皮付きのまま、
先端の方を使うと良いということなのです。
より辛いほうが、酒の肴としても適しますから、一石二鳥と言えますね。
次におろし方ですが、大根の細胞を壊すように、
ガシガシと勢いよくおろした方が、
より辛味成分を引き出すことができるのだそうです。
大根の丸い切断面をおろし金に垂直にあてて、
繊維を断ち切るように一気におろすと良いようです。
さらに大切なポイントは、イソチオシアネートは揮発性があり、
すりおろしてから15分も経てば成分が半減してしまうため、
食べる直前にすりおろし、できるだけ早くいただくことが重要です。
また、おろし汁にはビタミンなどの栄養素が溶け出していますので、水っぽくなるからといって、
あまり搾り過ぎると勿体ないと言えるでしょう。
いかがでしょう?
このようにしてすりおろした大根おろしに、
柚子の皮をすった粉と柚子果汁を搾りかけ、
少量の塩を加えたら完成という「柚子おろし」には、
いかに凄い栄養価、効果効能があるかということが、
よくお分かりいただけたかと思います。
 
 
さらにこの料理、酒の肴にバッチリなんです!
特にお薦めのお酒は、「司牡丹・土佐の超辛口本醸造・ひやおろし」
「このおいしさでこの価格?!」と、驚かれること数多のこのお酒は、
柑橘類を彷彿とさせるような風味が口中で膨らみ、
後口はスカッと爽やかにキレる超辛口!
そして、まさに「似た物同士の好相性」のセオリー通り、
「柚子おろし」の柚子の風味と、このお酒の柑橘類を想わせる風味が、
相性バッチリで、お互いを引き立て合うのです。
「柚子おろし」をチビチビつまみながら、
「土佐超ひやおろし」をキュッとやれば、
この一見地味な組み合わせが、
色とりどりの味わいを口中で艶やかに広げてくれることに気づくでしょう。
そして後口の潔いほどのキレの良さが、
箸も杯も、止まらなくしてくれることでしょう。


春夏秋冬、山川海、四季折々のおいしい旬の食材に恵まれた日本。
それら旬の食材を、より一層おいしくしていただきましょう。
そしてそのために、日本酒を上手に活用しましょう。
そんな食生活こそが、あなたの人生を健康で楽しくし、
10倍豊かなものに変えてくれることでしょう。


■ 「司牡丹・土佐の超辛口本醸造・ひやおろし」(本醸造酒)は、コチラをクリック!
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■ メルマガ「日本の旬を10倍楽しむ秘訣!」  司牡丹酒造(株)発行

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