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メルマガ
「日本の旬を10倍楽しむ秘訣!」
2016年8月 : 第118回目




皆さん、こんにちわ。
おいしいものが大好きな、土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の竹村です。
あなたは【おいしいものをさらにおいしくして食べたい!】
と思いませんか?
このメルマガは、日本の旬の本当においしいものをご紹介し、
さらに一層おいしくして楽しむ秘訣も併せて、
月1回程度のペースでお届けいたしております。


さて、今年の8月の台風は、台風銀座の高知県ではなく、
関東・東北・北海道あたりに行ってしまいましたが、
そのあたりの皆さん、被害などございませんでしたでしょうか?
今年の高知県は、「処暑」も過ぎたというのに、いまだに猛暑日が連続で、
8月生まれの私も、さすがにちょっと夏バテ気味です。
 
 
さて、そんなまだまだ暑い晩夏の時期にふさわしい、今回の旬の食材は、
青シソを取り上げたいと思います。
料理は、「青シソのかき揚げ」です。
ちなみに青シソは、このメルマガの第3回目に、
「青シソのソーメン」を取り上げていますが、
2007年の7月で、もはや9年も昔のことになりますので、
あらためて今回取り上げさせていただきます。
 
 
まず、食中毒なども発生しやすく、夏バテにもなりやすいこの時期、
まさに天からの恵みと言えるのが、旬の青シソ料理なのだそうです。
青シソは大葉とも呼ばれ、高知では「せいそう」とも呼ばれています。
梅雨から夏の暑い時期を通り初秋にかけてが旬の青シソは、
シソの中でも特に香りが強く、目にも鮮やかで食欲をそそります。
青シソはこの時期の食卓に欠かせない香味野菜なのです。
ちなみに、日本では古くからシソは魚肉の毒を消す薬だったのだそう。
魚にあたった時などは、シソの葉を煎じて飲んだのだそうです。
刺身のツマなどに青シソの葉などが付いてくるのはその名残りで、
一緒に食べ合わせるようにとの先人の知恵だったのですね。
 
 
栄養成分的としては、β−カロチンやビタミンC、
ビタミンE、カルシウム、鉄などのミネラルが豊富。
特にカロチンは野菜の中でもトップの含有量で、
1枚でブロッコリー5房分に相当するカロチンが含まれているのだとか!
カロチンは美肌効果や、動脈硬化やガン予防にも
効果があると言われています。
また、爽やかな香りの成分(ペリルアルデヒド)には
殺菌、防腐作用があり、
さらにシソアルデヒドには
胃液の分泌を促す働きがあると言われていますから、
食欲不振にも効果的なのだそうです。
さらに青シソは、昔から咳止め、食欲増進、貧血予防、解熱作用など、
多くの効能があると考えられ、
民間療法などでもよく用いられきたのだとか。
中国医学の栄養学でも、体を温めて気の巡りを良くし、胃腸を活発にし、
発汗作用があるので風邪のひき始めに効果的とも言われています。
また、「1日1枚食べると美人になる」と言われているほど、
青シソには美容と健康に効く成分が入っているとも言われているのだそう!
 
 
・・・しかし、刺身のツマのような葉っぱ1枚に、
こんなにスゴイ効能があったとは、驚きですよね。
ちなみに、シソの葉は刻むことで香り成分が出やすくなり、
また栄養成分のカロチンは油と一緒になると吸収が良くなるそうですから、
そういう意味からも今回の「青シソのかき揚げ」は、
まさにこの時期に最適の料理と言えるのではないでしょうか。
 
 
では早速、「青シソのかき揚げ」を、作ってみましょう。
まず材料ですが、青シソと市販の天ぷら粉と炭酸水と塩、
あとは天ぷら油、以上です。
まず、青シソを軽く洗って千切りに。
次に天ぷら粉と炭酸水を、ほぼ同量、混ぜ合わせます。
そして天ぷら油を加熱し、その混ぜ合わせたコロモを1滴落としてみて、
ジュッと揚がるくらいの温度になったらOK。
天ぷら粉と炭酸水を混ぜ合わせたコロモの中に、
千切りにした青シソを混ぜ合わせ、
それを形を整えながら油の中に投入します。
ある程度揚がったら裏返し、両面をカリッと揚げます。
かき揚げを油から引き上げて余分な油を落とせば、もう完成です!
あとは、いただく時に塩を振りかけるだけ。
 
 
これはホント、簡単です。
炭酸水を使っているので、カリッと揚がり、
まるでプロ並みに仕上がります!
青シソの爽やかな香りと、カラリとした手触りだけで、
食欲が湧いてきて、お腹がギューと鳴いてしまいそうです!
美容効果と栄養効果満点の青シソが、
おいしく手軽にタップリ摂取できるのですから、言うことなしですね!
 
 
そしてさらに、この「青シソのかき揚げ」の美味しさを
さらに倍増させていただきたいなら・・・
この時期旬の日本酒を合わせていただくこと・・・ですよね!
今回は、司牡丹人気ナンバーワンの定番中の大定番、
「船中八策」(超辛口・純米酒)を選ばせていただきました。
この8月末という時期は、夏の旬の「夏生酒」は売り切れており、
秋が旬の『ひやおろし』はまだ発売になっておらず、
どんなお酒を選ぶかは、なかなか思案のしどころなのですが、
夏らしいスッキリした爽やかさと、
この料理のおいしさを引き立たせる膨らみとキレの良さを
兼ね備えているお酒ということで、今回は選定させていただきました。
 
 
では早速、いただいてみましょう!
まず「青シソのかき揚げ」に塩をひとつまみ振って・・・いただきます!
パリッパリッ・・・あ、これはおいしいっ!
まるで天ぷら専門店並みに、カラッと揚がっていて、
刻んだ青シソ独特の爽やかな風味が、口中いっぱいに充満します!
まずカリカリの乾いた食感が気持ちよく、
次に、爽やかに抜けるような青シソの風味が、
油の旨みと共に口中に膨らんでいくという感じでしょうか。
スナック菓子的な雰囲気もありますので、
お子様のオヤツ代わりにも、健康的でいいのではないでしょうか?
続いては、冷蔵庫で冷やしておいた「船中八策」を、キュッと・・・。
一瞬青シソの爽やかな風味が、下から押し上げられたかと思うほど膨らみ、
その後は心地よいほど爽やかにキレていく・・・。
そのキレの良さは、あたかも舌が初期化されたかのようで、
つまり、この料理を何口いただこうとも、
このお酒と交互にやりさえすれば、
常に「一口目のおいしさ」が味わえるということなのです!
これは、交互にやれば箸も杯も止まらなくなるはずでしょう!


春夏秋冬、山川海、四季折々のおいしい旬の食材に恵まれた日本。
それら旬の食材を、より一層おいしくしていただきましょう。
そしてそのために、日本酒を上手に活用しましょう。
そんな食生活こそが、あなたの人生を健康で楽しくし、
10倍豊かなものに変えてくれることでしょう。


■ 「船中八策」(超辛口・純米酒)は、コチラをクリック!
http://www.meimonshu.jp/modules/xfsection/article.php?articleid=4589

■ メルマガ「日本の旬を10倍楽しむ秘訣!」  司牡丹酒造(株)発行

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