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メルマガ
「日本の旬を10倍楽しむ秘訣!」
2013年1月 : 第75回目




皆さん、大変遅ればせながら、あけましておめでとうございます。
おいしいものが大好きな、土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の竹村です。
あなたは【おいしいものをさらにおいしくして食べたい!】
と思いませんか?
このメルマガは、日本の旬の本当においしいものをご紹介し、
さらに一層おいしくして楽しむ秘訣も併せて、
月1回程度のペースでお届けいたしております。
本年も、何とぞ宜しくお願い申し上げます。


さて、大寒も過ぎ立春が目前という1月末ですが、
1年でもっとも寒さが厳しいこの時期あたりから、
もっともおいしくなる土佐の高知を代表する果物があるのを、
皆さんご存じでしょうか?
・・・そうです。それは土佐文旦(ぶんたん)です。
今回は、今が旬の柑橘類、土佐文旦を取り上げましょう。


文旦は、蜜柑科ミカン属ブンタン類で、
元々の原産地は中国や台湾と言われ、
江戸時代に日本に伝わったと言われているのだそうです。
そして土佐文旦は、日本に40種類ほどある文旦の中でも、
爽やかな香りの高さと食味の良さは、
他より数段上と言われているのだとか。
1個400g~600gと大きな果実が特徴の土佐文旦は、
昭和4年に開設された高知県農事試験場の玄関に1本だけ植えられていた
「法元文旦」の原木が始まりで、
高知県で栽培されている文旦はすべて、
この木からスタートしているのだそうです。


また、土佐文旦にも種類があります。
まず9月頃から収穫が始まり10月~11月が旬になるのが「水晶文旦」で、
こちらは土佐文旦を片親とした交配種で、ハウス栽培され、
濃厚な甘さと果汁の多さが特徴。
続いて、10月頃から収穫が始まって11月~12月頃が旬になるのが
「ハウス文旦」で、露地物と比べて糖度が高く、皮が薄いのが特徴。


そして12月~1月に収穫され、
1~2ヶ月ほど追熟させた1月~2月が旬なのが、
今回取り上げる「土佐文旦」で、
自然のまま露地栽培されているものをこう呼ぶのだそうです。
露地物の「土佐文旦」は皮が厚めで、
果肉がしっかりしまってプリプリの食感で、
糖度は低めですが独特の爽やかな酸味と
ホロ苦さとナチュラルな甘みが特徴。
その他の柑橘類では体験できない食感と味わいは、クセになるとかで、
12月頃から1月2月は、
毎日のように土佐文旦を食べるというファンの方も少なくないようです。


そんな土佐文旦の栄養価と効能は、
まずやはりビタミンCが豊富ですから、風邪の予防に効果的。
またクエン酸も豊富で、
体内の酸性物質を減少させる効果や
疲労回復と血をきれいにする働きがあるのだそう。
さらにビタミンEも豊富ですから、
さまざまな生活習慣病の予防や皮膚の老化防止効果もあり、
美容にもいいのだとか。
さらにさらに、カリウムなどのミネラルも豊富で、
血圧を正常に保つ効果や心筋梗塞予防効果もあるのだそう。
その上、ギャバも含まれ、
これにはストレスを抑える効果やリラックス効果があり、
肥満防止や高血圧予防にも効果があるのだとか。
このように文旦は、驚くほど栄養成分が豊富な果物なのです!


ちなみに文旦のじょうのう膜(小袋の薄皮)は普通は食べませんが、
これにはペクチンが多く含まれていて、整腸作用があり、
便秘や腹くだしなどに効果があるのだそうです。
つまりお腹の調子がよくない時には、
文旦をじょうのう膜ごと食べれば効果があるということなんですね。


また、分厚い文旦の果皮には、
オーラプテンという成分が大変豊富らしいのですが、
これには皮膚ガンなどの発ガンを制御する働きなどがあるのだとか。
文旦の皮は、砂糖と一緒に煮てマーマレードにしたりすると
美味しくいただけるそうで、皮にも栄養価がある訳ですから、
無駄にしないで使いきりたいものですね。
また文旦の皮は、香りがすごく爽やかですから、
お風呂に入れても気持ちよさそうです。
さらに、文旦の皮を何度かゆでこぼし、アクと苦みを抜き、
シロップで煮てグラニュー糖をまぶしたり、
乾かしてからチョココーティングしてピールチョコにすると、
とても美味しいスウィーツになるのだそうです!


さて、そんな栄養価も豊富でおいしい土佐文旦なのですが、
私も含め、男性陣はあまり果物を食べない方が多いのではないでしょうか。
特に文旦などの柑橘類は、腹の足しにならないだとか、
オカズや酒の肴にならないだとかの理由で、
滅多に食べないという方も少なくないのではないでしょうか。
そこで今回は、土佐文旦を見事な酒の肴に変身させる、
超簡単料理をご紹介させていただきましょう。


まずは土佐文旦の皮むきですが、手でむくのは大変ですし、
包丁を使うのも面倒だという方にお薦めなのが、
文旦専用の皮むき器「むっきーちゃん」です。
これを使えば、かなり簡単に分厚い皮をむけますし、
じょうのう膜にもこの「むっきーちゃん」で切れ目を入れれば、
簡単に実だけを取り出すことができるという優れ物なのです。
あとは裸になった文旦の実を、生ハムでクルリと巻いて・・・
さあ!早くも「文旦の生ハム巻き」の完成です!


そしてさらに、この料理の美味しさを倍増させるには・・・
そうです!今が旬の日本酒を合わせて楽しむことです!
「土佐文旦の生ハム巻き」だけでもおいしいのか怪しいのに、
それがさらに日本酒に合うのかと、
疑問を持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、
まあ是非だまされたと思ってやってみてください。
驚きのおいしさと相性の良さを保証しますから!


そして今回合わせる今が旬の日本酒は・・・
「司牡丹・本醸造しぼりたて生酒」(日本名門酒会オリジナル商品)です!
柑橘類を想わせるフレッシュな含み香を持ち、
ソフトで爽やかな辛口の味わいと後口のキレの良さは、
これぞ土佐の淡麗辛口しぼりたて生酒ならではのおいしさなのです。


ではまず、文旦の生ハム巻きを一口・・・。
うん、おいしい!
土佐文旦のおいしさは、
その独特のほのかな酸味と苦味と渋味に
かすかな甘味が加わった絶妙なバランスの良さと、
さらに爽やかな香りと独特のプリプリした食感にあります。
そこに生ハムの塩味と旨味が加われば、
酸味・苦味・渋味・甘味・塩味・旨味という、
あらゆる味わいの構成成分が絶妙のバランスでそこに存在することになり、
そのおいしさはまさに絶品!
しかも、生ハムのフニュッとした食感と
文旦のプリプリした食感が一体になれば、
独特の何とも言えない、心地良い食感になるのです。


さらにそこに、「司牡丹・本醸造しぼりたて生酒」をキュッと・・・。
この酒のフレッシュな含み香は、実は文旦の風味にそっくりなのです!
似たもの同士は相性が良いというのは鉄則ですから、
これが合わないはずはありません。
つまり、この酒と文旦の持つフレッシュな柑橘類の風味が、
1+1が2ではなく、3にも4にも感じられるほど、
口中いっぱいに膨らんで、体の奥まで沁みわたり、
後口は心地良いほど爽やかにサラリとキレて、
生ハムの塩分や旨味などをキレイに洗い流してくれるのです。
これは、交互にやればいくらでもイケて、止まらなくなる、
クセになってしまいそうな、大変危険な酒と肴の最強タッグの誕生です!


さて今夜は、この酒と肴の「最強タッグ」をいただき、
残った文旦の皮は浴槽に浮かべ、
文旦湯にゆっくり入ってあたたまり、
自分をチョッピリねぎらってあげるというのはいかがでしょう?


春夏秋冬、山川海、四季折々のおいしい旬の食材に恵まれた日本。
それら旬の食材を、より一層おいしくしていただきましょう。
そしてそのために、日本酒を上手に活用しましょう。
そんな食生活こそが、あなたの人生を健康で楽しくし、
10倍豊かなものに変えてくれることでしょう。



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