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「日本の旬を10倍楽しむ秘訣!」
2010年11月 : 第49回目




件名:【日本の旬を10倍楽しむ秘訣!】<49>


こんにちは。
おいしいものが大好きな、土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の竹村です。


あなたは【おいしいものをさらにおいしくして食べたい!】
と思いませんか?
このメルマガは、日本の旬の本当においしいものをご紹介し、
さらに一層おいしくして楽しむ秘訣も併せて、
月1回程度のペースでお届けいたしております。


さて、今年は例年以上に紅葉や銀杏の赤や黄色が鮮やかなほど美しく、
深まりゆく秋をしみじみ感じるこの頃です。
そしてこんな時季になると、
私にはどうしても食べたくなる山の幸があります。
それは零余子(むかご)です。


零余子とは、ヤマノイモ科に分類される、
直径約1センチほどの丸っこい肉芽で、
ヤマノイモのツルの葉の付け根部分に実るものです。
日本各地の山野に自生しており、
山の多い高知県では、秋も深まる今ごろの時期になると、
ちょっと山に入れば結構採れるのです。


ヤマノイモ科の芽である零余子は、
山芋と同様の栄養があり、滋養に富んでいます。
糖質がほとんどですが、
塩分排出に効果のあるカリウムや、
消化酵素のアミラーゼやジアスターゼなどが含まれています。
また、消化吸収を助け、
血糖値の上昇を抑えたり老化防止の効果も期待できる、
粘り成分であるムチンも含まれます。
さらに、慢性の下痢や夜尿症などにも
効果があると言われているよう。
小さいながらも零余子は、
なかなか栄養価のある優れた食品なのです。


本来、零余子は日本全国に自生していますが、
最近ではあまり市場に出回らない、
高級食材になりつつあります。
そんな中で、森林面積日本一(森林面積率84%)の高知県は、
まだ比較的容易に零余子が手に入るというのは、
私たち高知県人にとっては、大変ありがたいことなのです。
都会の方でしたら、
ネット上のいろいろなサイトで販売されているようですから、
そちらを利用する手もあるでしょう。


では早速、零余子料理を作ってみましょう!
今回はとても簡単でおいしい、煎り零余子です。
まずは零余子をサッと洗い、2分くらい茹でて水を切ります。
これでホクホク感が出ます。
このまま塩をかけてもいただけますが、
さらに芳ばしさを出すには、
ゴマ油でサッと煎って塩で味付けします。
もうこれで完成!簡単でしょう?


そして、このおいしい煎り零余子のおいしさをさらに倍増させるには・・・
この時期旬の、秋の日本酒を合わせていただくこと!
「司牡丹・本醸造樽酒」がオススメです。
それも湯煎のぬる燗(40度程度)が最適でしょう。


「司牡丹・本醸造樽酒」は、
江戸時代から連綿と続く樽酒づくりの技を駆使して、
本醸造酒にベストな状態で杉樽の風味が付いた頃に
樽から取り出し瓶詰めしたもの。
ぬる燗にすると一層樽の風味が引き立つのです。


では、いよいよ実食!いただきます!
まずは煎り零余子を2、3個いっぺんにパクリ。
外側は芳ばしく、中はホクホクで、
ほのかな塩分がおイモらしさを引き立てて・・・
あぁ、おいしい!


続いて「司牡丹・本醸造樽酒」のぬる燗をキュッと・・・。
あぁ・・・山の風味が口中に膨らみます・・・。
零余子は山芋の赤ちゃんみたいなものですから、
野趣あふれる山の風味があります。
一方樽酒は、すがすがしい杉の香りが付いており、
ぬる燗にすると一層その香りが引き立ち、
やはり山の風味が膨らみます。


酒と食の関係には、
「似た風味がある酒と食は相性が良く、お互いが相乗効果で高め合う」
というセオリーがありますから、
零余子と樽酒はまさしくその通りで、
とてもよく合うのです。
それはまるで緑深い山の中で森林浴をしているような、
そんな心地よい風味が
口中から身体の芯まで沁み込んでいくのです。
これはまさに、
日本の深まりゆく秋を全身全霊で堪能することができる、
素晴らしい酒と食の最強タッグといえるでしょう!


春夏秋冬、山川海、四季折々のおいしい旬の食材に恵まれた日本。
それら旬の食材を、より一層おいしくしていただきましょう。
そしてそのために、日本酒を上手に活用しましょう。
そんな食生活こそが、あなたの人生を健康で楽しくし、
10倍豊かなものに変えてくれることでしょう。


■ 「司牡丹・本醸造樽酒」はこちらをクリック!
http://www.tsukasabotan.co.jp/tukasa/tarusake_main/tarusakeAutumnVersion/tarusake.htm

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